GNSS/GPSの使用
👉candy-pi-lite-service v5.0.0
以降で対応しています
CANDY Pi Lite 3GとCANDY Pi Lite+では、専用のアンテナを取り付けることによりGPSの機能を使用することができます。コマンドラインまたはCANDY REDを使用して、GPSの機能を利用することが可能です。GPSの情報は、JSON形式での取得または、NMEAフォーマットのデータの連続出力を得ることが可能です。
ただし、初期状態では、GNSS/GPSが起動していませんので、コマンドラインで明示的に起動するか、後述のGNSS自動起動を設定しておく必要があります。
CANDY REDを使用すると、専用のソフトウェアを用意せずにGPSの機能を使ったアプリケーションを作成することができます。詳細については、フォーラムにて投稿予定です。
GNSS/GPS機能をコマンドラインで起動、停止、状態確認、位置取得を行う場合は、こちらのページをご覧ください。
対応しているGNSS種類
CANDY LINEのソフトウェアでは、GPS
のみサポートします。GPS
以外をご利用になりたい方は、通信モジュールの技術ドキュメントをご覧になり、直接ATコマンドを操作してご利用ください。なお、GPS
以外の利用については、CANDY LINEではサポートしておりません。
NMEAによるGPSの位置取得
USB接続時には、NMEAセンテンス専用のシリアルポート/dev/QWS.UC20.NMEA
、または/dev/QWS.EC25.NMEA
を利用することができます。ボーレートは、9600bpsとなります。それぞれ、次の機種に対応します。
/dev/QWS.UC20.NMEA
... CANDY Pi Lite 3G/dev/QWS.EC25.NMEA
... CANDY Pi Lite+
👉 CANDY Pi Lite LTEモデルでは対応していません。
本機能は、NMEA(NMEA 0183)について予備知識のある方向けの機能となります。NMEAの詳細については本書では扱いませんので、ご利用者の方にて予めお調べの上お使いください。cgps
コマンドを使うとターミナル上でNMEAの情報を簡易に見ることが可能です。詳しくは、こちらの投稿を参照してください。
インストール時にGNSS自動起動を設定するには
candy-pi-lite-service
のインストール時に以下のようにGNSS_ON_STARTUP=1
を設定することにより、初期状態では、GNSSを起動しないようになっています(0
が指定される)。
$ curl -sL https://git.io/v7bXx | sudo GNSS_ON_STARTUP=1 BOOT_APN=<apn名> bash
インストールした後にGNSS自動起動設定を変更する方法
また、インストールした後 で挙動を変更したい場合は、以下のように環境変数ファイルを開きます。
$ sudo nano /opt/candy-line/candy-pi-lite/environment
すると以下のような箇所がありますので、
# Set 1 for starting GNSS session on start-up
GNSS_ON_STARTUP=0
0
の代わりに1
を指定します。
GNSS_ON_STARTUP=1
ファイルを保存したら、candy-pi-lite サービスを再起動するかシステムを再起動してください。