低速通信を利用する場合の準備
本章では、USB拡張ボードを 使わないで 3G/LTE通信を行うためのセットアップ方法を説明します。 USB拡張ボードを使う場合は、セットアップの仕方(USB拡張ボード)をご覧ください。
用意するもの
USB拡張ボードを使わずにCANDY Pi Liteをご利用になる場合は、以下のものを用意しましょう。なお、ケーブル類やSIMカード、工具類はCANDY Pi Liteに付属しませんので、利用者の方がご用意ください。
- 組み立て済みのCANDY Pi Lite(アンテナも取り付けてください)
- 電源用USBケーブル、または5VACアダプター(内径:φ2.1mm、外径:φ5.5mm)
- LANケーブル
- nano(ナノ)サイズのSIMカード
ご注意)ラズパイやASUS Tinker Board(またはS)に直接ログインする場合は、上記のほかディスプレイ、HDMIケーブル、USBキーボード、それにUSBマウスが必要です。
電源用USBケーブル、または5VACアダプター
ラズパイやASUS Tinker Board(またはS)へ電源を供給するために、電源用USB2.0対応のタイプAオス-マイクロタイプBオスケーブルを利用します。5VのACアダプターをご利用の場合は、ACアダプターが対応する電流容量に注意しましょう。例えば、HDDやSSDなどの外部のUSBデバイスを取り付ける場合は、それらの電力も考慮した容量が必要です。電流容量が足りないACアダプターで運用すると、電力不足によってラズパイは停止または再起動を行うため、安定稼働を行うことができなくなってしまいます。
短時間での利用や開発時には、USBケーブルで電源供給することも可能です。このUSBケーブルは、パソコンとスマートフォンを繋げるようなタイプのケーブルを利用できます。 ただし、その場合でも電力不足を確認できた場合は、電流容量の大きいACアダプターの利用に切り替えてください。
⚠️ DCジャックは、最大4Aまで対応しています。それより大きいACアダプターを利用しないようにしてください。
LANケーブル
LANケーブルは、ラズパイからインターネットへ接続したり、パソコンから接続できるようにするために使用するものです。 Wi-Fiの接続で代用することも可能です。ただし、本書ではラズパイでのWi-Fi設定方法は記載しませんので、関連するサイトや書籍をご覧の上ご利用ください。
nano(ナノ)サイズのSIMカード
CANDY Pi Liteには、nano(ナノ)サイズのSIMカードを挿しこみます。金属面を下にして以下のような方向に挿し込んでください。
次のステップ
準備ができましたら、「セットアップの開始」をご覧ください。