シリアルポートの種別選択指定
👉candy-pi-lite-service v2.0.0
以降で対応しています
candy-pi-lite-serviceの初期設定では、シリアルポートの選択を自動で行います。順番は、USBシリアルポートを探索し、なければUARTシリアルポートを探します。常にUSB拡張ボードを使ったUSB接続で利用される場合は、このような探索動作を行うことは冗長です。このため、candy-pi-lite-serviceにUSBのシリアルポートだけを探すように指定することが可能です。
一方で、USB接続を行なった状態でUARTの検証を行うこともあるかもしれません。そのような場合は、物理的にUSBケーブルを取り外さずに、UARTシリアルだけを接続に使うようにcandy-pi-lite-serviceへ指定することができます。
インストール時に指定する方法
candy-pi-lite-serviceのインストール時に以下のようにSERIAL_PORT_TYPE=種別
を設定することにより、任意の種別を指定することができます。
$ curl -sL https://git.io/v7bXx | sudo SERIAL_PORT_TYPE=種別 bash
利用可能な「種別」の値は以下の通りです。
auto
... 自動選択(初期設定)usb
... USBシリアル接続のみ使用uart
... UARTシリアル接続のみ使用
usb
またはuart
を指定した時に、candy-pi-lite-serviceがそれぞれの方法でシリアルポートを見つけられない時は、接続を開始しませんのでご注意ください。
インストールした後に種別を指定する方法
インストールした後 で挙動を変更したい場合は、以下のように環境変数ファイルを開きます。
$ sudo nano /opt/candy-line/candy-pi-lite/environment
すると以下のような箇所がありますので、
# 'auto' for automatic serial port selection, 'usb' for USB serial use only, 'uart' for ignoring USB serial
SERIAL_PORT_TYPE=auto
auto
の代わりに上記の任意の値を指定します。以下は、usb
を指定した場合の例です。
SERIAL_PORT_TYPE=usb
ファイルを保存したら、candy-pi-lite サービスを再起動するかシステムを再起動してください。